元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

(怒りの)おとうさん応援歌(2)

(怒りの)おとうさん応援歌(2)
旦那様が公務員をやられている奥様方は、給料は必ず決まった日に振り込まれ、年に数回はボーナスまで入ってくることを、120%信じて疑っていないと思います。それが定年まで続き、我々は安泰、と。。

そのような安心感があるからこそ結婚されたのでしょうし。

旦那様が企業に勤めている奥様方も、この不安定な世相であっても、似たような思い(「給料は自動的に振り込まれる」)にすがっているのだと思います。

それは結構なのですが、不確定要素となりうる旦那様の「思い」、たとえば積極的に転職したい、独立したい、とか、消極的に、今の職場はイヤなのでやめたい、とか、そのようなリスクの萌芽と向き合っているでしょうか?

そのリスクは、自分自身のリスクであるという自覚を持ち、リスクコントロールを行っているでしょうか?

リスクコントロールは、たとえば、精神面でいえば「話を聞いてあげる」や「説得する」であったり、実務面でいえば、ご主人がしばらく働かなくなったときのための蓄えを持っておく、とか、そういうことです。

自営されている旦那様の奥様方は、そのあたりは敏感なのかもしれません。

マスコミに踊らされて、きわめて起こる確率の低い激甚災害への対策を考えるよりも、まず一家に降りかかる可能性がある、「給料が自動的に振り込まれなくなるかもしれない」という「災害」(?)に対する対策をしっかりとっておく必要があると思うのです。

これが、「お金と向き合う」ことなのだと思います。

家庭に、会社から定期的にお金が振り込まれているのには理由があるのです。お金が寄付されているわけではないのです。

ましては、年に数回ボーナスが入っていたりするというのは。。 単純にすごいことだと思いませんか。

そして、定期的に家庭にお金が入ってきて、それにより一家が食事をとることができたり、衣食住を満たすことができ、たまには贅沢をできたりするということ、それがどれほどすごいことかというのは、子供に伝えるべきではないのですか。

ところで、今の子供たちがオトナになったら、それをできますか、ちゃんと。(特に、男の子)

黙っていたら30になっても家(つまり、おとうさん)に寄生し続けるのではないですか。

言うことを聞かない子供には小遣いなどあげなければよいではないですか。

この資本主義社会においてはそういう「躾」も必要です。

「感性」や偽りの個性を育てるよりもお金に関する躾をするほうが大事です。

特に、お金はなぜ、この家に巡ってきているのか、なぜ、あなたは「お買い物」ができるのかについて。。

なぜ、世の中のおとうさん方が子供に「クサイ」などといわれ、奥様方には「亭主元気で留守がいい」(お金さえ振り込まれていればいい)といわれ、家で邪魔者扱いされなければならないのか。。 

そしてなぜ、世の中のマジメに働いているおとうさん方はそれを受け入れるのか。。