元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

画一的なバッシング

画一的なバッシング
ハケンやフリーターに対するバッシングってさあ、画一的にすぎるような気がして。。

そういう人種って、もっと細かい層に分けられると思うんだけどね。

・ホワイトカラーの正社員、上場企業
=>便宜上、ヒエラルキー的にここをトップとすると

↓理系っぽい仕事(いわゆる「モノヅクリ」?)の正社員、上場企業
↓ホワイトカラーの正社員、中小零細企業
ブルーカラーの正社員、上場企業
↓ホワイトカラー的な動きをするフリーランサー
↓理系っぽい仕事(いわゆる「モノヅクリ」?)の正社員、中小零細企業
↓理系っぽい仕事(いわゆる「モノヅクリ」?)のフリーランサー
ブルーカラーの正社員、中小零細企業
↓ハケン(期間)単調労働者
↓日雇い単調労働者

「理系っぽい仕事」とブルーカラーは、同じノータイ族でもまっっったくヒエラルキーが異なる。

かつてのパイオニアであった、今名を成している社長ってのは誰もが、最初はフリーランサーから始まっている。
つまり、一旦ヒエラルキーを下げることを、いとわないというか。
下げる勇気を持つというかね。

フリーランサーからはい上がってゆくヒトもいるが、99%は社会の下層の泥沼に足をとられ、やがてそのままそこが心地よくなり、そこに留まる。。(安部公房の「砂の女」みたいな。。)
その泥沼がどれほど底なしかということを、知らない。

さて、以下はどういう立場になるか? ヒエラルキー的に、どのぐらいの位置だろうか。
・職人(フリー)
・ゲージツ家(フリー)
・芸能人
・スポーツ選手
・芸能人(古典)
・ライター系(フリー)※作家含む

これらを上にあてはめていく議論はオモシロそうだけど、ゼッタイに、日雇いや期間労働者よりはヒエラルキーは高そうだ。結局同じ穴のムジナなのにさ。。

そして、もしかしたらこの現代では、芸能人がもっともヒエラルキーが上かもしれないね。
そのことについてはムカシ、書いた。

ライターってのは、ほとんどフリーターなのにも関わらず、イメージとしてはホワイトカラーと同じような位置づけになっている。アタマを使う労働だからかな。

だからさ、同じ「フリー」をやるのならば、出来る限り外面のよい、印象のよい仕事を選んだほうがいいよね。

仕事はね、ある程度は選べるよ、はっきりいって。

世間的に誤解があるのは、そういうフリーランサーって才能という絶対的なモノが必要だと思われてるでしょ?
でもそれがそもそも間違いであってさ、フリーランサーに必要なのは、その職業にゼッタイに就きたいという強い意志と継続的努力でどうとでもなるから。

それは、それで問題だけどね。才能がないのに、その仕事(たとえば、センスが要求されるような)をされちゃこっちも困るというか。。

なるべき人間がその仕事に就かずに、ただなりたいと願う人間ばかりのギョーカイになっちゃったら、そのギョーカイは廃れてゆくと思うけど。