元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

「報酬以上の仕事をする習慣を持つ」

「報酬以上の仕事をする習慣を持つ」

ナポレオン・ヒルの「思考を現実化する」の中の「リーダーに求められる11の資質」の中のひとつに
 ・報酬以上の仕事をする習慣を持っていること

というのがあります。
これなんだよね、大事なのは。。

ちなみに「リーダーに求められる~」を以下に引用します。

【リーダーが失敗する10の原因】
・精密な思考に欠けること
・つまらない仕事はしたくないと思っていること
・行動よりも知識を大事にすること
・部下の挑戦を恐れること
・想像力が乏しいこと
・利己主義
・過激な性格
・不誠実
・特権の乱用
・地位の誇示
【リーダーに求められる11の資質】
・勇気を持っていること
・セルフ・コントロールの能力を持っていること
・正義感を持っていること
・強固な決断力を持っていること
・計画性を持っていること
・報酬以上の仕事をする習慣を持っていること
・明るい性格を持っていること
・思いやりと理解をもっていること
・詳細を知っていること
・責任感を持っていること
・協調性があること

ところで、
別な本に書いてあったことは(ソースは忘れてしまいました)

「金魚を大きく育てるにはたらふく餌を与えるのではダメで、金魚鉢を大きくしてやれば自然に大きくなる」

と。そういうことなんです。

人間は、報酬以上の仕事をする習慣をつければ、やがてそれにふさわしい報酬がついてくる。。

考えてみりゃアタリマエなんだけどね。

 
「報酬以上の仕事をする」ってのは、ただガムシャラに仕事するってことじゃない。
自分の上の役職の目で俯瞰できるようになる、ってことでしょ。

ヒラだったら管理職の目線で判断し、動く。
部長クラスだったらいっそのこと社長の目線でビジネスを考える。

とかね。
こういうことを、ヘンにハスに構えず、実践して積み重ねてゆく人間が勝つ。常にある程度の好奇心を持ちながら。
 
 
さて、
僕らフリーの人間は、基本的にモデルとなる上司、「上」がいないわけだけど。。

フリーであるがゆえに思考は自由なのだ、と僕は解釈している。。つまり、誰をモデルにしてもいいわけだ。
別にこのギョーカイに限らない。いや、ビルゲイツでもいいんだろうし、金融でも流通でも、はたまた芸能人でも作家でも、誰でもいいのだ。

このギョーカイ固有の慣習にとらわれる必要はまったくない。

自分のなりたい「像」の目線で状況を俯瞰し、主体的に動いてみる。
なりたい目線になれるのがフリーの「ウラ」特権といえるのかもしれない。

ただし、思考が自由であるからといってそれは自由奔放にふるまってよい、ということではない。
前からいろんなところに書いているとおり、フリーで生き抜いてゆくには常に一般的なレベル以上の「礼節」が求められると思う。
ただでさえ、フリーという人種はデフォルトの「偏見フィルター」で判断されるからね。。
 
ある意味フリーの権化である、芸能の世界の方々も、最近はカメラの前では意識して、横柄に振舞うことはなくなった。
「お客様(ファン)のみなさまのおかげで」「仕事をさせていただいている」というコトバをよく聞くようになった。

あれはカンゼンにポーズだろうけど、時代がフリーの人間に「礼節」を求めているということを強く意識した行動であろう。
 
ひとムカシ前は、自身のイメージ保持のためにカメラの前でわざと横柄にふるまうヒトも多かった。(わざと、というか、それがまさにそのヒトの本性なんだろうけれど)
それを顧客(ファン)が求めていたから。たとえその他大勢にキラワれようともね。

現代ではそういうわけにはいかない。コアなファンだけつかまえとけばそれでいいっていう時代じゃないからね。。
このギョーカイ、エンジニアという人種もうっすらと参考にすべきだと思う。