元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

二宮尊徳の「悟道と人道」

二宮尊徳の「悟道と人道」
二宮尊徳の「夜話」でしたか。。詳しくは忘れてしまいましたが、「なるほど!」と膝を打つような箇所を見つけまして。。

自然の道は、万古廃れず、作為の道は怠れば廃る。然るに其の人作の道を誤つて、天理自然の道と思ふが故に、願ふ事成らず思ふ事叶はず、終に我世は 憂世なりなどゝいふに至る。夫れ人道は荒々たる原野の内、土地肥饒にして草木茂生する処を田畑となし、是には草の生ぜぬ様にと願ひ、土性瘠薄にし て草木繁茂せざる地を秣場となして、此処には草の繁茂せん事を願ふが如し。是を以て、人道は作為の道にして、自然の道にあらず。遠く隔りたる所の 理を見るべきなり。


人間は土地の肥沃なところを田畑として雑草よ生えてくれるなと願い、土地が肥沃でないところには草が生えてくれないかなあとねがう、と。。

ここからいろいろな応用が、きくような気がしてなりません。