元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

「生活にリズムを!」の効用

「生活にリズムを!」の効用
ルーティンを充実させてゆけばダイナミズム、グルーヴが生まれる、と何度も書いていますが、それにより何が起こるかというと、1週間があっという 間に感じられます。

なぜなら、あえてイヤな書き方をしますが、毎日毎日同じことをやるからです。それが記憶として「重なってゆく」といいますか。

休日に向けての5営業日がまるで1営業日であるような錯覚がおきます。

ここまで到達すれば、すばらしいと思いますが。。何せ、世の中のほとんどのヒトたちは、早く休日がきてほしい、と思っているのですから、5営業日 があたかも1営業日に圧縮されてしまったかのような錯覚を意図的に起こすことができるのであれば、これはノーベル賞ものの発見ではないか?

と、いいことばかり書きましたが。。

仮に、5営業日が1営業日に感じられてしまうような生き方をしていれば、間違いなく、人生はあっという間に過ぎてゆきます。ますます。

つまり、あっという間に歳をとります。

それを納得できるか否か。

充実していると時間があっという間に過ぎる、などと申しますが、ルーティンの継続だけでは「充実している」まで昇華していません。

まず、実際に行うルーティンを「何をするか」の選択も大事でしょうし、それぞれの作業、行為の品質を高めなければなりません。

本当に納得していることをルーティンに組み込んでいるか? とか、やりたくないことであっても、それを楽しいことに変えよとはいわないまでも、ネ ガティブな感情を起こさずに淡々とこなすよう努力しているか? とか。

常に「ふりかえり」は大事です。

そして、やりたくないことばかりが繰り返され、あっという間に人生が過ぎてゆくのはサイアクです。

やめたいルーティンを少しでもやりたいことのルーティンにシフトしてゆくためには、ふたつの手法があって、そのやめたいルーティンがどうしてもや められないことなのであれば、「やめたい」から「ま、やってもいっか」という考えに変えること。

あるいは、考えを変えるのではなくて、工夫をすること。その仕事のルーティンに何か楽しい作業を挿入する、とか。

そういう工夫をしてゆくと、やらされてる感が消えてゆきます。

「人生」を受動的にあるがままに受け入れていると、やりたくないことばかりが繰り返される人生になりがちです。

「あるがままに受け入れる」という考えは、庶民にとってはとてもキケンな思想です。それがゆるされるのはある程度精神的に高みにのぼったヒトだけ です。

そのへんを(僕含めた)庶民はわきまえないとなりません。