元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

2点

自分を知るものは賢者である。しかし、真に自分を信じうるものは立派な哲人である。真にすぐれし人たらんには、ただ理性のみを崇拝していたのでは だめである。理性はけっして下等な本能にはかなわない。本能に勝つものは、ただ霊性のみである。


熊沢蕃山という人の「憂きことのなおこの上に積もれかし、限りある身の力試さん」といった言葉、だれでも知ってますでしょう。ああいう尊い自覚を もった人には、おそらく一生を通じて、憂きことというものはなかったでしょう。