元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

遺伝子、か。。

村上和雄さんの本を読んだりしていると遺伝子について考えてしまいます。。

遺伝子が遺伝情報を伝えるというよりは、「心が遺伝する」といったほうがいいような。。そんな科学的な話じゃないような気がするんですよね。

遺伝された心が遺伝子情報を操作して、親と似たような身体にさせたりするわけです。DNAは物質的に子どもに「移行」されているのでしょうが、そ れを統御するのはやはり「心」で。。

そして、「心」というのはほぼ、遺伝とは関係ないのではないかと。これこそ「天性」というか。
なのですが、赤ちゃんを育てるのは親なわけで、親が真っ白なキャンバスにゼロから絵を描き始めるわけだから当然親のテイストが入ってきます。あた かもそれが親の遺伝のように思われてしまう、ということです。
子どもというのは親になった瞬間の親に99.9%影響されるということですね。高齢出産の利点はそのあたりでしょう。もう親が落ち着いている。 ゆったりした気持ちで、自分たちの子どもという「真っ白なキャンバス」にいろいろ描き込むことができる。余裕がある。

ところで
世界中で、人間の人口が増え続けているということは必ずしも人間の生まれ変わりが人間とは限らないわけで。考えてみればアタリマエのことですが。
新しい生命に宿る新しい心というのは、完全オリジナルなものなのですね。物質(つまり親から受け継いだ「身体」)は借り物。