元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

引用

「四十、五十にして聞こゆるなきは」
名を天下に馳(は)せるなどということはあえて自ら欲すべきことではない。
場合によっては親戚・縁者だけの間でもよい。いい叔父さんだよと言われるだけでよろしい。
大小は問わずどこかでやっぱり聞こえなければ、四十、五十になった値打ちはない。

いい年をして、世間に出ても人からいやがられ、家に帰っても女房・子供からいやがられる、そんなことでは人間はダメである。