元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

引用

僕は読者のみなさんに、できることならわかっていただきたいのだ。僕は決して発展しながら小説を書いてきたのではなく、あくまで小説を書くことによって、かろうじて発展してきたのだということを。プランを作り、それに沿って前進してきたのではなく、手探りで進んでいきながら、「なるほど、そういう成り立ちだったのか」とあとになって認識し、納得してきたのだということを。夢を見るために毎朝僕は目覚めるのです