元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

2010-02-14 この世は極楽である(あろう)

2010-02-14 この世は極楽である(あろう)
結局この世(つまり、今のこの日本)は、極楽なのでしょうね。

インフラが先にできた。

浄土宗が興ったころ、その時代の民が求めた「極楽浄土」を、現代は相当凌駕しているに違いありません。

人間の、便利になりたい、豊かになりたいという欲求は恐ろしいものがありますね。

ただし、よくいわれているとおり、極楽の「インフラ」を先につくってしまったがために人間の「心」はおきざりにされてしまったわけです。

また、今の時代。。つまり極楽をつくるために相当なる犠牲(つまり、これが「地獄」)を生み出した。

大きな地獄のひとつは「戦争」。それと、もっと具体的な例をあげれば「公害」とか。。

極楽が形成されるために地獄を産み落とす必要があるわけですね。

極楽に暮らしていてもいつ何時足を踏み外して地獄に転落するかどうかわからないのです。

まだまだ、この極楽浄土にふさわしい人間は形成されていないようですが、それでも以前よりはだいぶマシになってきている、ということなのでしょう。