2010-12-01 感奮語録(2) 引用 感奮語録作者: 行徳哲男出版社/メーカー: 致知出版社発売日: 2011/09/16メディア: ハードカバー購入: 1人 クリック: 6回この商品を含むブログ (2件) を見る作家の柴田錬三郎は、戦中(略)船が撃沈され、死線をさまよう苛酷な経験をした。あるとき、「なぜそのときのことを書かないのか」と横尾忠則に聞かれた柴田は「よくおぼえてねえんだよ」と答えた。「そんな馬鹿な。波間をさまよっているとき、いろいろ考えたでしょう?」と横尾が迫ると、柴田はこう答えた。 「何も考えなかったよ。考えたやつはみんな死んださ」 と。 「人間は考える葦である」といわれ、考えることは人間の素晴らしさの証であるかのように思われてきた。しかし、考えるだけでは何も解決しない。現代人は考えすぎて力を失ってしまっている。