元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

感奮語録

感奮語録

感奮語録

男の魅力、人間の魅力は「素」「朴」「愚」「拙」の四つの言葉で表すことができる。
(略)
「愚」の魅力とは阿呆になれる、馬鹿になれることである。そういう人物の下にはたくさんの人が集まるものだ。「この人のために」とみんなが思う。それが本当の利口というものだ。一方、目から鼻に抜けるような才長けた人間は慕われないし、人も寄りつかない。ゆえに利口は馬鹿であり、馬鹿は利口なのだ。
(略)
「拙」とは下手くそのことである。下手くそな人間は魅力的だ。今は上手に生きようとする人間、、要領居士があまりに多すぎる。ゆえに人間の魅力がなくなっているのである。