元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

日本人で自殺者が多い理由

カーネギーの著書の中に書かれてあったコトバで。。
カーネギーの知人の発言の引用なので、カーネギー自身のコトバではないのですが。
「自分だけに頼る人間は容易に敗北を喫してしまうが、心に神の力をみなぎらせている人間は決して負けない」

僕はこれを読んで、ふと、この国を覆おうとしている宗教的パワーのことを思い浮かべました。

日本人は、自分は無宗教だと思ってしまいがち(ホントウはそうではないのに)だから、自殺者が多い、と僕は思っています。
特に、実年男子。。「会社」というものに裏切られると、もはや何にもすがるものがなくなってしまうという。。

連帯がなくなってしまうといきなり個になってしまいます。個の力で(それも、結構歳いってから)この世知辛い世の中と対峙しなければならなくなる(と錯覚する)。
であれば、上述のように容易に敗北を喫してしまいます。

ですから、戦後の日本人はもっと「心に神の力をみなぎらせ」る必要があるのです。そして、心的に連帯してゆけば、孤独に陥ることも少なくなる。

神の力をみなぎらせる手段として、新興宗教というのは一手段にすぎないのです。すべてではない。

そして、一般庶民が精神的に連帯しないと、この国を覆おうとしているある種の宗教的パワーに負けてしまいます。
その「パワー」というのは、強いのです。なぜなら彼らは、すでに心に神の力をみなぎらせているから。
我々も、それに対抗しなければならないのです。
争う必要はないのです。「拮抗」してゆく必要があります。