明るく、むっとしている
河合隼雄さんの書の中で、(詳しくは忘れましたが)僕は、いつもむっとしています。そうでないと生きてゆくのがタイヘンだから、というフレーズがありました。
僕も、僭越ながらわかるような気がするのです。
常にポジティブに、前向きに、楽観的に、生きていこうとしていますし、ある程度実現できてはいるのですが、外に出るときの顔はむっとしている。
おそらく、意識してそうしています。
世の中のいろいろな本では、しかめっつらは運がつかない、みたいなことをいわれますが、それはわかっていても。。
「いつもにこにこ、笑ってなんかいられない」というのが正直なところです。
まずひとつは、常に喜怒哀楽を持っていたいということ。
自分に対して怒りがこみあげてきたり、他人から不愉快な仕打ちを受けたりしたら即座に怒りをあらわにしたい。
もうひとつは、「怒り」という仮面は世の中をわたってゆくのに、あるタイミングではタイヘン有効ではないかと思っています。
残念ながら、自分が望んだところでこの世の中は、男子たるものがニコニコしていたらなめられてしまうものです。
ただし、そこを超越したところで、超・ニコニコ状態というのは、おそらく周りも変えてゆけるのでしょうし、ナメられもしないのだというのはなんとなくわかります。
つまりこれは、「笑顔」という仮面で裏面を常に見せないようにしておく、ということだと思います。
それもすごくわかるのですが。。(できるかできないかは別として)
自分は、「常に笑顔」よりも、「常に動じない」ほうが大事だと思っているのです。