2010-01-29 イトイ新聞 糸井重里 ともすれば、力を持っていて人に命令できる人たちは、馬は水辺に連れていけば、水を飲むと思っています。 あるいは、水を飲むことの大事を説けば、きっと水を飲むと考えています。 しかし、飲むか飲まないかは、馬が決めるんですよね。 どんな立派そうなルールをつくっても、人々が守ろうとしなければ成立しやしない。 罪と罰、暴力でしばりつけても、人は、ほんとにやりたくないことはやるもんじゃない。 馬が水を飲もうとする状態がないと、どうやったってうまくいかないんです。 (引用おわり)