元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

豊かさの解釈

抜粋・紹介

心理療法個人授業

心理療法個人授業

    • 「物が豊かになると、それに見合うだけの心の豊かさ―つまり、心のエネルギーを使うこと―がないと人間は不幸になってしまう。」

(抜粋・紹介おわり)

ノイローゼも家庭内暴力も拒食症も、昔はなかった。「貧しくないと、心がサボってしまう」と。
河合さんはいっそのこと日本人は貧乏になればよい、と書いていますが、僕は、豊かな時代にあえて質素な暮らしを選択する、というのが落としどころだと思いますし、それは可能だと思います。

ココロが豊かなほうが、カネをふんだんに持っているよりもゼッタイに幸せである、ということがもっと流布されれば。。

でも、それが浸透することは、高度資本主義社会ではありえないことなのでしょう。
だから、「ココロを豊かに!」という思想は常にマイナーであり続ける。
でもそれで、いいと思うのです。

今までなんども、そういう言説がアタマをもたげてきたことは、ありましたし、今もそうです。
ですがあの「エコ」思想の隆盛をみていますと。。

何が「ココロが豊か」なのか? という解釈からして間違っていますからね。。


とりあえずまずやるべきは「地球が!」などと騒がずに、まず近所から、まず隣人からはじめること。自分の「身の程」を知ること。自身の行動範囲を狭めてゆくこと。

「まずできるところから」ではなく最初からちょっとムリしてゆくこと。