元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

豊かな生活2

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眠るのが幸せ、というのは、すごくよくわかっているつもりです。実際、そうだと思います。

でも、だからといって食欲や睡眠欲など、原始的欲求にとらわれて生きてゆくかといえば。。

せっかく「人間」なんだから、もっと上の次元にいきたいなあ、と思います。


だから、早起きをする。だから、食事も節制して健康を考える。
「食べたいときに、食べたいものを、食べたいだけ食べる」あるいは「寝たいときに寝たいだけ眠る」ということは、ほぼやめました。(とはいっても、これを実現させるのはなかなかムズカしいものはありますけども)

「ほぼ」というのは、たとえば月に一度とか、そのぐらいの頻度ではあってもよいと思います。
それもまた「人間」なのですから、人間(の中でも「庶民」)はいろいろなことをカンペキにはこなせないものです。

それと、特に風邪をひいたときは、徹底して休息をとることにしています。(「眠る」も含めた「休息」)なぜなら、そのときは身体が休息を欲していると思うのです。
年に数度、そういうことがあります。

でも、休日に遅くまで寝ている、というのはカンゼンにやめました。
その結果、僕の人生はちょっとだけ「豊か」になったような気がしています。


食事は特に、最近の世の中オカシくなってきていますね。「おいしいものを食べたい!」という思想が尖鋭化しすぎているように思います。「原理主義者」が出現しています。

「おいしいものを食べずに死ねるか!」といったような。。(死ねますよ、あっさり)


ムカシから、粗食というのは奨励されてきました。

常に、カロリーの高い、いわゆる「おいしい」食事ばかりを食べ続けることが「豊か」な証左なのでしょうか?

という疑問は、僕は常に考えるようになってきました。

だから、この現代社会では、「美味な粗食」を食べるのがもっとも豊かな生活かもしれませんね。「美味な粗食」というのは逆におカネがかかるものですので。。

それと、食事というのは、ルーティンでよいのです。常に同じものを食べる。
日本人は常に、飽きずに米を食べ続けてきたではありませんか。


それと同じように「粗睡眠」が奨励されてもいいように思いますね。
理想ではありますが、いつも「ちょっと眠いな」ぐらいの感じで目覚めて、そして20分ぐらい昼寝をして睡眠補給するのが理想の生活だと思います。

昼寝で、目覚ましをかけずに寝てしまうのは、リズムが乱れるのでよくありません。

「豊かな生活」にひきつけていえば、真っ暗な、静寂の中で眠れる、というのは、この現代社会(特に東京)では、最高のゼイタクでしょうね。。

東京暮らしは、それを犠牲にして文明社会を享受している、というのがありますので。。
「光害」「音害」のない暮らし。。