元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

オプションやトッピング(絶対価格)

ミチクサ(散歩、都市論etc)

  • オプションやトッピング

庶民のサイフは、どんぶり勘定になっているところを狙われます。

たとえば、数万円の買い物をしたついでに三千円のオプションをつけてしまうとか。

これがクルマになると、数万のオプションに対して感覚がマヒしてきます。

そして家を買うとなると、一生ものだからとかあれやこれやで、数十万、あるいは百万ぐらいであればぽんと払ってしまう。

この「オプション」を資本主義社会でサクシュされているのだということを認識していないとなりません。


ラーメン屋でいえばトッピングとか。。資本主義社会における「相手」(売り手)は、いかに客単価を上げるかでやっきになっているのです。

ところで先日、オモシロいなあと思ったのは、代々木上原のドーナツ屋さんに行ったのですが。。

この店では、手作りのために大量生産できないということで、ひとり5コしか買えません。
つまり、客単価は頭打ち。

で、どうやら、予約をすれば5コ以上買えるらしい。それでも限界はあるでしょう。

というイノセントさをただ評価しているわけではなく、そのためにどうするか、といえば、やはりお店側は喫茶に入って、コーヒーを飲んでほしいのですね。ドリンクを注文してくれるお客のためだけのメニューというのがあります。
それが商売というものです。

売る側は、自分たちが継続して客にサービスを提供するために、疲弊せず生き残ってゆく必要があります。そして客は、その店をひいきにしたいのであれば、その店が生き残ってゆくためのカンパ(利益に上乗せされている価格)を払わなければならない。

カンパしてあげてもいいなあ、と思う店は、僕の私見ではほとんどありません。
僕は、その店たちよりも自分の生活のほうが大事だからです。