元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

旅行の話

my格言・my座右の銘(自作自演)

  • 普段の不断の努力。不断の普段の努力。(20080413)

再録

趣味は「一応旅行」というヒトは多いですよね。。

観光旅行というのは、「あそこもいった」「ここも知ってる」という、行った場数自慢のゲームに堕してゆきます。そこに「深み」は感じられません。

それが、自分が「観光旅行」が好きではない主な理由なのだと考えています。その「どれだけ知ってるか」ゲームに参加したくないという。。 参加する義務はないのです。

結局、パンフとか地図とかで知っているレベル(実体験のないレベル)から、お金をかけて一段引きあがって、実体験をしてきただけです。まあそれは悪いことではないのですが。。 それを「ファッション」としてこなしているだけのように見えるのです。

自分も、そのゲームのカードは持っています。旅行には何度かいきました。その「どれだけ知ってるか」ゲームに十分耐えうるぐらいのカードはありますが。。 それを出して、ゲームの中で消費されてしまいたくないというか。。 自分の旅行は観光ではなくて「ホンキ」でしたし、良き想い出としてしまっておきたい、っていうのもあるんですよね。

ムカシイトイ新聞にも書いてあったのですが、そういう「どれだけ知っているか競う」ゲームはもうキツくなってゆくのではないか、と。糸井重里氏は京都がいい、と言い続けて実際に京都に住まいを構えています。その潔さはリスペクトすべきものだと思います。そして、それに対して嫉妬羨望のキモチを持つべきではないでしょう。そういうふうに「実現してゆけるヒトたち」に対して対等な目線でいるべきです。