元祖【ひとり公論】

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学歴のコンプレックス(2)  背伸びをしないでほしい カレー部活

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アド街は、MXの「東京百景」を参考にしてるのではないでしょうか。アド街も昔は参考にされる側だったのですが。。 ネタ切れ感は否めません。

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  • 学歴コンプレックス(2)

昨日は「スポーツ推薦」の話にスライドしてしまいましたが。。
世間的に一流と呼ばれる大学であっても、人材は玉石混交である、という話の続きから。。

背伸びして大学に入ってほしくない、ということですね。それが、「受験戦争」のもっとも大きな弊害になっていると思います。

猫も杓子も大学に入る、のは、ビジネスですのでかまいません。裾野が広がるのはけっこうですが、一流と呼ばれる大学は、常に狭い門戸であってほしいのです。

ところが、たとえば浪人などして、受験テクニックだけ磨くと、自分の本来の能力を超えた一流どころに入学できてしまう。入ってしまえばこっちのものです。卒業するのはたやすいですし。。

受験テクニックに長けた人間がほとんどを占めてしまい、能力のある人材が押し出されてしまいます。


大学の偏差値とは、本来持っている能力の並びであってほしいのです。「努力量」で決めないでほしい、と言い換えてもよいかもしれません。

良くも悪くも、一流どころを卒業した人たちが、日本の中枢にまで到達するわけです。ということは、戦後の日本が徐々に悪くなっているのだとしたら、中枢の人材不足であるといえます。その根本要因は「受験戦争」にあります。
能力のない、とまではいいませんが、平凡で、努力量とトレンド吸収(「受験テクニック」)だけが取りえの人たちが中枢を占めてしまい、本当に能力のある人たちが下野して中枢を目指さなくなってしまったら、日本の「仕組み」は確かにおかしくなってゆくでしょう。

日本の舵を取るのは「選ばれた人」であってほしいのです。


学生時代に「笑っちゃうぐらい」頭が良くて、「勉強しなくとも100点」な方々は、コミュニケーション能力があるのであれば政治家に、なければ学者に、そして手先の器用な方は医者になってほしいです。そうすれば日本は変わってゆくでしょう。

そして、秀才くんは官僚になってほしいです。


日本の選抜制度はもう先が見えています。サッカーのトレセン制度を参考にして、小学校高学年ぐらいから全国に散らばる逸材をスカウトしてレベルの高い人材のみで合宿を組み、いわゆる「帝王学」を学ばせてほしいものです。そこから、将来的に日本の中枢へ行く「パス」をつくってあげればよいのです。

特定の学校にいるからそこから選抜する、という手法ではなく。。 「環境をつくるから集まりなさい」ではなくて、本当に日本を憂いているのであれば、全国行脚でスカウトしてまわるべきです。

スポーツや芸能の世界ではこういう仕組みが進化しているのに、なぜ「勉強」の世界は、これほど「競技人口」が多いのにも関わらず未だに行政側、教育側が高飛車なのでしょうか。
学校側も、レベルの低い人材が入試をすり抜けて入ってきてしまう状況に辟易しているはずです。本当に能力のある人材を欲しているはずです。であれば、待つだけではダメでしょう、と。

中枢といえば。。日本の政治家の質は玉石混交どころか最悪に近い状況になっていますね。。 あれを見るだけで末期的であると感じます。自分は政治劇にはうといので、これは、余談になりますが。。


と、ここまで書いて何が言いたいのかというと。。
果たして「自分が本当は選ばれた人である」という傲慢な考えなのか。。 そうではないような気もするのですが、「そういう考え」を否定はしません。
自分が選ばれた人間であることは否定しますが、自分が選ばれた人間であると考えることを否定しない、ということですね。生きているからには、選ばれた人間でありたいのです。それは人生の目標であり、いつかは実現させたいものです。
自分がどうこういっても始まりませんので、まずは、選抜されなければいけないのです。
http://d.hatena.ne.jp/StevenGerrard/20061014