元祖【ひとり公論】

誰かには必ず、ほんの少しだけでも役に立つに違いない、という意味での公論

再録

やってやれないことはない

やってやれないことはないたとえば、「あなたはなんでもできる 何にでもなれる」という開発セミナー系の諭し文句に対して。。35歳から、ずぶの素人がプロ野球選手になろうとしたら、できるか? と。 答えはわかっています。100%プロ野球選手にはなれま…

引用

引用あなた方ねえ、苦労したり、悩んだり、人を憎んだり、怖れたり、悲しんでるとき、気持ちいいですか。あんな嫌な気持ちなかろう。その嫌な気持ちをなぜ心にさせるんだ。喜ばせてやれ。しじゅう楽しく考えさせてやれ。それが心に対するあなた方の義務だぜ…

「不安を押し売りされたような感じ」

「不安を押し売りされたような感じ」 魂にメスはいらない ユング心理学講義 (講談社+α文庫)作者: 河合隼雄,谷川俊太郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 1993/09/07メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 29回この商品を含むブログ (29件) を見る◆ ユングも影につ…

人生に「乗れない」感

人生に「乗れない」感最近の自分の周辺のヒトたちには、人生に「乗れない」感があるような気がしています。充実した時があっという間に流れてゆく、という経験。現代は、時間の流れは異常に早くなってきていて、すぐに歳をとってしまいますが、「充実感」と…

無題

無題ずっとずっとムカシから、気付いていたことがあって、それは、政治の動きなどは全く知らなくともよい、ということ。それは、ワイドショーと同じ の、醜悪なレベル。政治の動きを知っていても、床屋談義にしかならない。動向をチェックしておかなければな…

無題

無題 ずっとずっとムカシから、気付いていたことがあって、それは、政治の動きなどは全く知らなくともよい、ということ。それは、ワイドショーと同じ の、醜悪なレベル。政治の動きを知っていても、床屋談義にしかならない。動向をチェックしておかなければ…

浪費を減らす、消費を減らす

古い。。ブログを始めた頃? 6年前ぐらい? 浪費を減らす、消費を減らすここ数年、自分の嗜好品の消費量は、極めて少なくなってきました。酒、タバコ、缶ジュースなどです。とてもよいことだと思っています。巷のダイエットのように、手法を用いて急激に減…

「人生そのものが遊びである」とは

「人生そのものが遊びである」とは 「人生そのものが遊びである」とは、どういうことか?それは別に、人生が「だらっと」しているということではありません。言い方を変えれば、「遊びが組み込まれている人生」ともいえると思います。(この是非については別…

馬鹿にしてかつ「バカ」にしている

馬鹿にしてかつ「バカ」にしている 現代人にとって、教養、たしなみを身につけることは、残念ながら重要ではなくなってきました。それは、教養、たしなみといったものが現代人に身についたから、ではありません。読書のたとえですが。。読書が他の娯楽と同じ…

またまた「根源的な闇」「物語」について2

またまた「根源的な闇」「物語」について2 ところで、一般的な夢というのは、登場人物はほぼその本人の国のコトバでしゃべっている時点で、非常に現実世界に近いところにあります。「意識 下」といってもよいでしょう。ところで。。「意識」「意識下」の話…

自分の生活への気がかりがなくなる(他人のために生きるという素地)

自分の生活への気がかりがなくなる(他人のために生きるという素地) 自分の身辺を整理して、自身の生活を豊かにする努力をし、ストレス少なく、「生きやすい」生活を確立し。。そうすると、自分の人生そのものが空気のような存在になる。(これが、一次的悟…

(思想への)第一歩

(思想への)第一歩未熟者を承知で言わせていただきますと、「思想」への第一歩はまず、何度も書いているとおり、自分の「死生観」をじっくり考えることです。 そのとっかかりとしては、自分にも死は訪れるのだという事実を明確に意識すること。これにより、…

オリジナリティの話

オリジナリティの話現代社会を生きていると、どこまでもどこまでも、オリジナリティ「でないもの」が追いかけてきます。オリジナルな考えだと思っても120%それはオリジナルではなく、「アレンジの妙」にすぎません。たとえば何か対象があり、それについ…

不笑不足以為道

不笑不足以為道 安岡正篤さんの御言葉で・つまらぬ人間が笑うようでないと本当に「道」ではないというわけです。というのをメモっていたのですが。。これは、おそらく下記の老子の言葉の解釈ですね。下士聞道大笑之不笑不足以為道何かに邁進したいときは、「…

「人様に迷惑をかけない」

「人様に迷惑をかけない」 世の中に対して斜にかまえて、何かしらのキケン思想、「転覆思想」(世の中をひっくりかえしてやろう、という)を持っている一定層のヒトたちより は、僕みたいな、常に自分のことで精いっぱいでひいひいいってる人間のほうが10…

インテリと「思想」3

インテリと「思想」3司馬遼太郎の説を援用すれば、庶民はそもそも思想しない、とのこと。地に足をつけた生活をし、「思想したって食えないじゃん」と言える存在、と規 定しているようです。ですが、果たしてそうでしょうか? 一億総中流となり、中流(イコ…

二宮尊徳の「悟道と人道」

二宮尊徳の「悟道と人道」 二宮尊徳の「夜話」でしたか。。詳しくは忘れてしまいましたが、「なるほど!」と膝を打つような箇所を見つけまして。。自然の道は、万古廃れず、作為の道は怠れば廃る。然るに其の人作の道を誤つて、天理自然の道と思ふが故に、願…

本物の坊さんは太る(?)

本物の坊さんは太る(?) おそらくうまくまとめられないと思いますが、こういう考え方もあるのではないか? ということを書きます。禅寺の暮らしのイメージは、まず「質素」です。本格的なところでは野菜などは自給自足。食事は精進料理というやつですね。…

時間に支配されない

時間に支配されない自分が常々書いている、「課」を受け入れること、継続することこそが、禅でいう「時間を使う」ことだと思います。ここが、つながりました。(【重 要】マーク)まだ仮説ですが、これは、間違いのないところでしょう。もう少し寝かせておき…

致知

致知 『致知』2009年8月号 〜「生涯現役」第42回〜大嶋常治(神戸フィラデルフィヤ教会主任牧師)「汝死に至るまで忠実であれ」 の記事より抜粋 ──100歳の現役牧師が教える健康長寿の秘訣─ ■大嶋 なぜ私が長生きできているかについても、すべてこれ…

「死」はどこへいったか

「死」はどこへいったか 10年ほど、ぴたっとフタをしていた「死」に対する考え―これを、このパンドラの箱を今、少しずつ開けているわけですね。自分は、かつて、「死」というものがぐっと近づいてきたときに、今考えてみるととてもうまく対処しました。そ…

主体と客体 擬人化

主体と客体擬人化 鈴木大拙の本を読みながら、ヒトがモノを見るときに主体と客体に無意識のうちに分けてしまう、という話で思い出したのは。。最近、動物だの植物だのをなんでもかんでも擬人化してデフォルメしているのが目につくなあ、ということ。はるかム…

暴力性

暴力性 抜粋・紹介 村上春樹、河合隼雄に会いにいく作者: 河合隼雄,村上春樹出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1996/12/05メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 2回この商品を含むブログ (41件) を見る「河合 (略)日本人は、自分の内にあるこの暴力を意識…

ラジオ深夜便(の雑誌)

この小津安二郎論はホント秀逸 ラジオ深夜便(の雑誌) 小津安二郎監督の「東京物語」(1953年)がお勧めです。小津はこの映画で、公務員恩給で暮らす老夫婦とその子どもたち、男も女もそれぞれに収 入を持って独立して暮らす家族を設定しています。家族…

日本的霊性

日本的霊性 日本的霊性 (岩波文庫)作者: 鈴木大拙出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1972/10/16メディア: 文庫購入: 3人 クリック: 45回この商品を含むブログ (60件) を見る宗教の最後の立場は受動性の認得であると言ってもよい。それでよく鏡 の譬えの 出る…

永遠に逢えないか

永遠に逢えないか死ぬともう永遠に逢えないということで悲しくなるのでしょう。ところで、「あの世」でも結局逢えないような気がするのですがどうでしょうか。あの世というのは膨大に広くて、たとえばじいさんが死んだばあさんを追いかけて冥土に旅立ちまし…

ディファレンシャル?

myクラシック ディファレンシャル?歩いている途中で、何か良いフレーズなどを思いついたときに、それを書きとめておかないとすぐ忘れてしまうから、他の雑念をいれないように 「そーっと」歩くわけですが、それでもけっこう忘れてしまったりします。とい…

[重要]人生の目的

人生の目的僕の人生の目的は(おそらく)「たまには」(たとえば、「ぱーっと息抜き」とか)をいかに減らしてゆくか、というあたりにあると思っています。詰まるところは、年に350日ぐらいは毎日仕事をしていたい。身体的な、身体のメンテナンスにホント…

「重要感」

「重要感」カーネギーは、「自我の拡大」により人間は思いやりのある、親切な人間になれると述べています。また、その「自我の拡大」が行われるのは、他人に自分の重要性が認められたときであるそうです。人間は常に「重要感」を欲しており、それが満たされ…

葛藤の深さと、その反動

葛藤の深さと、その反動 「葛藤の深さと、その反動」と、メモ帳に残していたのですが、いったい何を感じてそう残したのだろうか、と。。青春時代、あるいはしかるべき時代に、社会のカベにぶちあたったり、現実と理想のはざまで呻いたりして、葛藤が深ければ…